2015年12月11日

旭川市の歴史教育の現状と方向性について考えてみました

という見出しを見つけました。

それで「おお、そういえば私は去年の夏ごろに
旭川の教科書の展示会に行って、
思いのたけをアンケートに猛然と書きこんできたよね。
結局、どこの会社の教科書が選ばれたのかな?」

と思ってリンク先をクリックして読んだところ、
私が「おおいに問題ありだよな〜」と感じていた
東京書籍発行の歴史教科書が、
まさに旭川市立の中学校の歴史教科書として
採択されたことを知りました。

旭川市の教科書選定委員会の皆さーん。
私の書いたあのアンケート、
本当にちゃんと読んでいただけたのでしょうか?

ということで、まず以下に、
東京書籍(東書)の歴史教科書が
旭川市で採択された理由について抜粋します。
なお太字部分は、ブログ主による強調です。

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○一単位時間ごとや単元末に,歴史的事象について説明したり,話し合
 ったりするなどの言語活動が位置付けられており,学習内容の理解を
 深められる構成となっている。

○各章の導入に掲載されている年表は,第3章以降については前の章で
 学習した時代区分とつながっており,生徒が歴史の大きな流れを捉え
 て学習を進めることができるよう工夫されている。

○アイヌの人々の歴史等について,各時代と関連させたり,特設ページ
 を設けたりするなど,理解を深めるよう工夫されている。

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旭川市の教育関連の方々は、どうにもこうにも
アイヌ文化が大好きな方が本当に多いのだなあ、と改めて感じました。
旭川の博物館のイベントガイド美術館の催し物を見ても、
ものすごくはりきってアイヌ文化を前面に打ち出している印象を受けます。


また、同じく旭川市のHPにて
旭川市教育大綱(案)」に対する意見の募集」という項目を見つけて、
「どれどれ、どんなことが書かれているのかな」とリンク先を開いたら
やっぱりアイヌ文化の普及に力を入れていきたい旨が書かれていました〜。


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旭川市教育大綱(案)

p9 

施策2 個性豊かな文化の振興

文化芸術は,感性を豊かにし,暮らしに潤いと安らぎをもたらすとともに,
人々に感動や生きる力を与えるものです。また,活発な文化芸術活動は,地
域への愛着と誇りを育み,活力ある地域社会の形成に役立つものです。
このため,文化芸術活動への支援や文化芸術に接する機会の充実,関連施
設の機能充実などを行いながら,本市ならではの文化の特色や北国らしさな
どの特長を生かした,多様で個性豊かな文化の振興を図ります。
また,アイヌ文化や郷土芸能など,地域の文化の保存や伝承に努めるとと
もに,それらの活用や魅力の発信等を進めるなど,郷土愛を育む取組も推進
します。

*******************

どこからどう見ても、こう、しれっと、
アイヌ関連のイベントを積極的に行っていくのは
私達の大正義です(キリッ 的な宣言をしていますね。

アイヌ文化を学ぶ取り組みが、
旭川市民の郷土愛を育むことにつながるのですか?
ほんとうに、そうなのでしょうか?

アイヌ文化よりも何よりも、
屯田兵やその後続の開拓農民達の歴史を知ることこそ
旭川市民が最初に学び、また軸とすべきことだと私は考えてます。





この文言を裏付けにして、
旭川市民の納めた税金をつぎ込んで、
旭川市の歴史的に最重要だとは到底思えない
アイヌ関連の各種事業に力を注いでいきたい!と主張するとは、
まともな旭川市民に向けて書かれたものだとは到底思えません。

そして、旭川において地域の文化の筆頭として「アイヌ文化」を挙げ、
「郷土芸能」は二の次になっているという、この記述についてですが、
その「郷土芸能」とは具体的に何のことを指しているのでしょうね。
なぜ郷土の芸能を、十把ひとからげよろしく取り扱うのでしょうか。

旭川市内の各地区には、開拓民のご先祖様達が持ち込んだ
独特の歴史や文化があります。
それらは細々とですが、現在でも大切に守られてきているはずです。
直接の祖先であるご先祖様達の、
そういう文化を保存し伝承することへの言及は二の次にして、
なぜ私たち旭川市民の直接の祖先ではないアイヌ文化の普及に
旭川市の教育委員会は血道を上げているのでしょうか。


少し話は脱線しますが、私は昔、
ハワイのフラ(ダンス)を熱心に学んでいた時期がありました。
そしてあるとき、フラの雑誌のインタビュー記事で
「マスター・オブ・フラ」と名高いジョージ・ナオペというおじいさん
(もう亡くなりました)が特集で取り上げられているのを読みました。

その記事のインタビュアーが、
「熱心にハワイ文化を学んでいる日本のフラガールに
何かコメントをお願いします」とリクエストしたとき、
ナオペおじいさんはひと言、こう言いました。

「自分の国の文化をもっと学びなさい」

インタビュアーからこの手の質問をされた際には、
たいての著名なクムフラ(フラ教師)達は
「ハワイの文化を学んでくれてありがとう。
日本のフラガール達は熱心でお行儀がよくて、素晴らしいよね」
というようなリップサービスと応援メッセージを織り交ぜて発したものでした。
ですから、ナオペさんのそのコメントを読んだ時には
明らかに異質な、それでいてぞくっとする何かを感じ、
理由ははっきり分からないなりに、彼の言葉がずっと引っかかっていました。

今にして思えば、ナオペおじいさんは信頼できる愛情深い方でした。
今では私はまったくフラをやっていませんし、
またこの先やる予定もありませんが、
ナオペおじいさんのこの言葉に出合えたことは
フラを学んで得られた最も大きな収穫の一つだったと感じています。
今でも心から尊敬できる、ありがたい人です。

さて、もし、自分の生まれ育った町や国の歴史をろくに学ぼうとせず、
異文化を知ることにばかり血道を上げているような外国人を見かけたら
「この人は、自分の文化を恥じているのかな?」
と感じる人は多いのではないでしょうか。
それとまったく同じことが、現在の旭川の文化的な催しに対して
言えるのではないかと私は思うのです。

「旭川はアイヌの町なの?
屯田兵のこととか、戦後の話は
旭川の文化的イベントではほとんど取り上げられないけれど、
旭川市民は先人達の働きをあまり評価していないのかな?」

旭川という町が、中からも外からもそんな風に思われてしまうのは、
違和感があっていやなことだなあと思います。

そしてこれは余談ですが、
この「旭川教育大綱(案)」のPDFで検索を掛けたところ
「屯田兵」という言葉も「開拓」という言葉も、
たったの一回も出てきませんでした。


どんな人達が、この教育大綱を作っているのでしょうね?
イマージンオールザピーポー。

まあ、どんな人達が作っていたにせよ、一番大事なのは、
私達が自分の気持ちや
願いを相手に表明すること

だと思うのです。

ということで…!

こちらのサイトでは、教育大綱への一般の方からの意見を募集しています。
意見はインターネットからでも送れます。
締め切りは12月15日(火)。

時間は分かりませんが、15日の17時ぐらいには
提出しておきたいなあと考えています。なお要領を見ると、

「お寄せいただいた御意見は公表します。
(氏名・住所等の個人情報は除きます。)」

とのことでしたので、私とs智恵は、旭川を愛する人達に読んでもらって
いろいろ考えてもらえるきっかけになりそうなことを書きたいです。
少なくとも、アイヌに重きを置いた教育姿勢を見直してほしいし、
屯田兵をはじめとする、旭川市民の直接の祖先の歴史や文化を
もっと重んじる方向性を打ち出してほしい、ということを伝えたいです。

この記事を読んでいらっしゃる、旭川市在住の皆さん。
そして、旭川にご縁のある皆さん。
どうか皆さんも、それぞれのご意見を旭川市に届けていただけませんか。

その際は、私のブログの記事を引用していただいてもかまいません。
また、難しいことや長い文章を書く必要もないと思います。

自分が大切に思っている町を、当たり前に大切にして、
自分のご先祖様達を誇りに思って、感謝する。
旭川には、そんなごく普通の素敵な町であってほしいのです。
ご一緒に、動いていただけましたら本当に嬉しいです。

ご検討よろしくお願いしますm( )m
お時間のある方には、来週15日までに、
一筆でも書いて送っていただけましたら幸いです。









posted by はなうた at 00:00| Comment(1) | 北海道の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
旭川市に屯田兵についてももっと取り上げておくれ!!といった内容のメールを送ってみました。
このような意見の募集を行っていた事も知らず、またまた、はなうた様に感謝です(*^^*)
この思いが届くと良いですよね!
記事違いですが、ガス炊きのゆめぴりか、食べてみたいな〜!
Posted by あるも at 2015年12月13日 00:14
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