2015年12月14日

旭川市の教育大綱案に意見書を送ってみました

本日2本目の記事です〜。

先日の記事で言及した件について、
自分なりに意見書を書いてみました。
以下に自分が書いた全文を転載します。

旭川市内の人にも、市外の人にも、
読んでいただければ大変嬉しいです。
私が思うに、人間の根っこをつくるのは、
異文化を学ぶことよりも何よりも
自分のルーツをめぐる歴史や文化を知り、
先人達に尊敬と感謝の気持ちを持つことだと思うので。

その大切さは、何度でも誰にでも、一生懸命に伝えたいです。


それでは以下に転載します。

*******************

「旭川市教育大綱(案)について」

私は、つい最近まで、日本という国は
近隣諸国に悪いことをした恥ずべき国であり、
また現代においては何事においても猿まねばかりする、
小さくてつまらない国だと思い込んできました。
まさか日本という国が、世界一長く続いている
尊い国家であるということを、
考えてもみませんでしたし調べようともしませんでした。

また、俗に言う太平洋戦争(正式に言えば大東亜戦争)が、
日本が他国を「侵略」するための戦争ではなく、
むしろ自国を護る「自衛」のための戦争であったということ、
そして、アジア諸国を欧米列強による植民地支配から
解放するという目的を掲げた戦争であったことも、
まったく知ろうともしませんでした。

私は、国立大学の経済学部を卒業しました。
小学校の頃から、先生達の言うことを聞いて
一生懸命勉強してきましたが、勉強すればするほど、
自虐史観や左翼寄りの考え方ばかりが身に付き、
気がつけば自尊心も愛国心も
ほとんど持たない大人になっていました。

そして私は、この旭川という自分の生まれ育った町を、
まったくよい町だとは思っていませんでした。
小中高を通して、学校では屯田兵のことを
ほとんど学びませんでした。
彼ら開拓者たちが、命が削れるほどの苦労をして
密林のような土地を切り拓き、米や野菜や動物を育て、
厳しい寒さに耐えながら町をつくり発展させていったことを、
学校の先生達は誰も教えてはくれませんでした。

また教室では、上兵村や下兵村の出身の友達が
「田舎くさい」とからかわれていました。
開拓者達の歴史を知らず、
先人達に尊敬の念を持つ教育がなされていなかったので、
そういう風に育ってしまうのは致し方なかったかもしれません。
とはいえそれは、今振り返っても情けなく悲しいことです。

このたび発表された教育大綱案では、
「次代の担い手が生き生きと学ぶ教育」や
「子供の成長を支える環境づくり」を掲げています。
素晴らしい提案ですが、自分のたどった道を振り返って考えれば、
「郷土愛」や「愛国心」の育成につながる適切な歴史教育なくしては、
生き生きと学ぶことも成長することも非常に難しいだろうと感じています。

そして近年、旭川市がもっとも力を注いでいるように見えるのは、
おそらく誰がどう考えても「アイヌ文化の普及」でしょう。
たとえば旭川市の博物館では、常設展の9割がアイヌ関連のものであり、
開拓者の歴史の遺物は片隅に押しやられて
あたかも辱めを受けているかのようです。
館内のイベントも、アイヌ関連のものの割合が非常に高いようです。

また美術館は道立ですが、美術館のスケジュールなどを眺めていると、
やはりアイヌに傾倒している印象を受けます。

異文化を学ぶことで得られるものは確かにあります。
ただしその前提には、人間の基礎となる、自らのルーツを
しっかり学ぶことが必要不可欠です。

旭川市は、屯田兵とその後続の開拓民達が
一生懸命に切り拓いた町です。
そして、私達旭川市民の多くは、屯田兵と開拓民の子孫です。
私達旭川市民のほとんどは、アイヌの子孫ではありません。
自分達の直接の祖先や先人達の歴史や文化を知り、
感謝と尊敬の気持ちを持つことなしに、
自分のまちを愛し育める健やかな人間になれるはずがありません。

教育大綱案の9P目の「施策2」には、
「アイヌ文化や郷土芸能など,地域の文化の保存や
伝承に努めるとともに,それらの活用や魅力の発信等を進めるなど,
郷土愛を育む取組も推進します。」と書かれています。
私が考えるに、この場で一番に挙げられるべきは
「アイヌ文化」ではなく「郷土芸能」の方です。
そして「郷土芸能」と十把一絡げにまとめるのではなく、
全国各地から移り住んできた人達が
育んで受け継いできたさまざまな芸能について、
きちんと固有名詞を挙げて言及してほしいと願います。

繰り返しますが、旭川は、アイヌ主体の町ではありません。
旭川は、私達の3〜4代前の直接の祖先である
屯田兵と開拓民が一生懸命切り拓き、
私達の祖父母がその後を受け継いで発展させてきた町です。
どうかそのことをきちんと打ち出してください。
アイヌ文化に偏重している現状の教育大綱案を見直して、
屯田兵とその後続の開拓民や、
戦後の旭川市民の歴史文化が学べるようにしてください。
よろしくお願いします。

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posted by はなうた at 21:36| Comment(0) | 北海道の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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