2016年01月04日

お正月のお年玉♪特別企画その2「中学生や高校生の女の子向けのウール着物の着こなし」

続けていきます。お年玉企画その2!
「中学生や高校生の女の向けのウール着物の着こなし」です!

私が持っているウール着物の中には、
母からのおさがりがあります。
母がお嫁に行くときに、祖母が作ってもたせたものです。

私の母は、昔も今も全然着物を着ることがありませんが、
母が生まれ育った時代の農家では、
娘がお嫁に行くときには、晴れ着や喪服やよそゆき着など、
ひとそろいの着物を作って
持たせてあげることが多かったようです。

祖父と祖母が一生懸命働いて、
大変な農作業を何年も何年も続けて、
こつこつ貯めたお金の中から
一人娘の母のために作った着物…

考えただけで、ありがたくてぼろぼろと泣けてきます。

母の着物には、選んだ祖母の思いや夢が
たくさん詰まっていますので
私としても、特別な思い入れを持っているのですが、
今回ご紹介する二枚のウールの着物も
祖母から母へ贈られたうちの一部です。

まずは、ピンクのウールの着物をコーディネートしてみます。

いちごゼリーのように可愛らしい色と柄で
見るたびに明るい気持ちになる一枚です^^
若い娘さん向けの着物なので、袖丈は長めですねー。

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拡大すると、こんな感じです。

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さて、これをもし中学生や高校生の女の子が着るのならば!
私が可愛いなあと思うのは、たとえばこんな組み合わせです♪

ピンクの着物×白い帯!

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着物の柄の中に白い丸が入っていますし、
基本的に白地の帯は合わせやすいので、相性はバッチリです。

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お花の柄というのがまた、女の子らしいのですが
黒いお花柄ですので、きりっと締まっています。
そして、着物には水玉柄がびっしり入っていますが
帯には余白が多いので、風通しがよい感じですね^^

全体的に、単に甘く可愛いだけではない、
すっきり&キリリとした雰囲気があるので
こういうピンクが似合う肌色の子なら
きっと素敵に着こなせると思います。


さらに、この着物でもう一つコーディネートを考えてみました。
こちらです♪
ピンク系の名古屋帯と合わせてみました〜^^

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pink on pink はもしかしてくどくなるかな?と少々不安でしたが、
帯の中に青系の色が入っていますので、
割とメリハリのある、いい感じの組み合わせになりました(^-^)

帯周りを拡大します。

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帯揚と帯締めには卵色を選びました。
若さを引き立てる明るさや軽さを加えたかったので…^^

さて、ここからは余談です。

この可愛らしいピンクの着物についてですが、
その持ち主である私は、あともうひと息で
不惑に手が届くお年頃でありますが(笑)、
何の気なしに、今でも普通に着ております。
たとえばこんな組み合わせで。

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お得意のサルエル袴(笑)や、
ピンクベージュの博多帯と組み合わせました。
そこに、大人っぽくてクラシカルな雰囲気も加えたかったので
帯締めには黄緑色×白色の亀甲文様の帯締めを選びました。

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渋いイメージの小物や、あっさりした帯や
落ち着いた色合いのサルエルパンツと合わせることで
ピンクの甘さが中和されて、ほどよいバランスに^^
着ているだけで楽しい組み合わせでしたよー。


さて、祖母から母に贈られた、もう一枚のウール着物です。
紺色地に、赤と黄色と白の水玉模様です。

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この画像には映っていませんが、
この着物はアンサンブルで、共布の羽織もあります。
ウールのアンサンブルは、着ると昭和のお嬢さんらしくなるので
古いモノ好きな私としてはムネアツのワードローブです\(ΘДΘ)/

祖母は水玉模様が好きなのかもしれないなあ、と思い
ほのぼのした気持ちで眺めています^^
孫である私も、こんな可愛い水玉は大好きです。

そして、こんな素朴で可愛い感じの着物に
どんな帯を合せるかといいますと、
定番の赤い半幅帯です。じゃじゃん♪

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つい最近までは、紺色の着物に赤い帯の組み合わせでは
こけしみたいに見えてしまうかもしれないなあ、と敬遠していました。
でも今は、こけしみたいに見えても別にいいじゃない、と考えています。
なぜなら「日本人には日本人に似合う可愛さがあるんだ」と
開き直ることにしましたので(笑)

たとえば、お目々が青くてぱっちりしていて、髪は亜麻色の、
まるでフランス人形のようなフランス人の女の子がいたとします^^

その子には、フランス人形のようなヒラヒラのレースのついた
ふわふわの服がとても似合うはずなのに
「そんなフランス人形みたいな服は嫌だ!」と毛嫌いして
そういう服にまったく袖を通さなかったとしたら、
なんだかもったいないなあ、せっかくそういう服が似合うのに…
と思ってしまうのです。

日本人の女の子にしても、同じことが言えるのではないでしょうか。

せっかく、こけしや日本人形のような
オリジナリティのある可愛さを持って生まれてきたのに、
その可愛さを否定してまったく楽しむことがないというのも、
それはそれで淋しいことだよなあ、と。

だからといって、四六時中こけしや日本人形のコスプレをしていればよい、
という話では決してないのですが(笑)
こけしや日本人形のようなコーディネートもおしゃれの一つの表現として
楽しんだらよいのではないかしら、と思う今日この頃です。

さて、コーディネートに話を戻しまして、
帯周りを拡大します。

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よく見ると細かい柄が入っているこの帯は、
以前こちらの記事のコーディネートでも使いました^^
お気に入りです。


さて、この紺色のウールの着物で
もう一つコーディネートを考えました、というか
考えたというほどのこともないのですが(笑)(笑)
こちらです!

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着物の水玉の中に黄色があるので、
黄色の帯は調和しますねー。
しかも、暗い紺色地に力強く明るい黄色が
ものすごく映えています☆

帯周りを拡大します!

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この帯は、15年ほど前に古道具屋さんで
「面白い!」と思って買ったのですが
この勾玉?人魂?あるいは、岡本太郎?のような、
ある種、呪詛的な雰囲気がなかなか難しくて、
実はほとんど締めたことがなかった帯でしたが…

この素朴で可愛いウールの着物に、思いがけずにマッチしました(笑)

「なんだ〜、この組み合わせなら可愛いじゃない、
今度自分で着てみよう♪」と思いました(笑)

もちろん、10代の女の子が着ても本当に可愛いと思いますが、
たとえば、50代前半ぐらいの大人の女性が着ていても
別に何の違和感もなく素敵だと思います*^^*


では、最後に全部のコーディネートを振り返ってみます\(^o^)/

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いかがでしたか?^^

着物という衣服の懐の深さ、可能性の大きさを
少しでも感じていただけましたら、私としても本望です。



posted by はなうた at 11:19| Comment(0) | 着物の話をいたしましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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