2015年05月17日

第1回 はなうたの着物ナデシコ講座「お友達と軽くご飯に行くときの紬の着物」 

2015.5.19
10代〜20代向けのコーディネートで、
帯揚の部分が見づらかった画像を改善しました。
今度は、帯揚が見やすくなったと思います。
改めてご覧いただけましたら、嬉しいです^^

こんにちは〜。

今回から、「はなうたの着物ナデシコ講座」を
始めてまいります。
講師を務めますのは、ブログ主のはなうたです^^
どうぞよろしくお願いいたしますm( )m


さて、初回となります今回のお題ですが、
分かりやすくて需要のありそうなものがよいと思い

「お友達と軽くご飯に行くときの
  紬の着物のコーディネート」 

にしました(*´▽`*)/


おそらく「これから着物を着て出かけたい」と
イメージしていらっしゃる皆様のほとんどが
日常生活の中で、できるだけ自然に
着物デビューしたい
とお望みなのでは?
と思ったのです('ω')ひらめき

そんな護国乙女の皆様全員に似合う
万能なコーディネートをご紹介できれば、
それに越したことはないのですが…
やはり、髪や肌の色や顔だちや雰囲気によって
似合うものはどうしても違ってきます。

ですからこの講座では、思い切って

「パーソナルカラー:夏」の人に似合う
はんなりと上品で
女性らしい着こなし

に絞ってご紹介していくことにしました(´▽`*)
よろしくお願い申し上げます!


では、前置きはこれぐらいにしまして、
今回のテーマで私がどんなものを選んだのか
早速ご覧に入れたいと思います。まずは!

0代後半〜20代の皆様に
お勧めしたいコーディネートです。

こちらです。じゃじゃんるんるん

IMG_20150519_193334.jpg

着物 : 藤紫色 蜀江紋(しょっこう)の織り柄の紬
 : 白×赤系 市松模様の織の帯
帯揚 : 薄紅色(うすべにいろ) 紋綸子(もんりんず)
帯締 : 中紅色(なかべにいろ)×瓶覗(かめのぞき)
    部分市松模様の丸組(まるぐみ)

今回は藤紫色の着物でコーディネートしていますが
パーソナルカラー:夏色の方でしたら
ほんのりと明るく柔らかい色であれば
どんなものでもお似合いになると思います
^^

それでは、10代後半〜20代の方向けの
コーディネートを詳しく見ていきましょう。

IMG_20150519_193313.jpg

ちょっと大人っぽい雰囲気のある藤紫色の着物に
白と赤の市松の帯を合わせて、明るく引き立てました。
そして挿し色はサーモンピンク一点張りです(笑)
薄紅(薄いサーモンピンク)の帯揚と
中紅(濃い目のサーモンピンク)の帯締を合わせました。

明るくて愛らしいけれど、筋の通った潔さが感じられます。
うら若い花のような大和撫子を引き立てる組み合わせです♪

またピンクの色は、帯のメインカラーである
白と赤を混ぜ合わせてできる色ですから
この帯にはとてもよく馴染むわけですね〜( *´▽`)

余談ですが、ピンク色といえば…

ラジオ番組「浅田真央のにっぽんスマイル」で、
真央ちゃんが、中京大学の卒業式で着た
着物と袴のことをお話していた際に
こんなことを語ってくれていました。

「着物はピンクで、袴は紫にしました。

もう大人なのでピンクはどうかなあと迷いましたが、
私はやっぱりピンクが好きだし、と思って
ピンクにしました*^^*」


そのお話を聴いて、私はこんなことを思ったのです。

「真央ちゃん、ピンクは大人が着ても素敵な色ですよ。
よく『黒は女性を美しく見せる』と言うけれど、私は
『ピンクも女性を美しく見せる』と思っていますよ^^」

そして、せっかくピンクが似合う夏色の女性達には
自信を持ってピンクを取り入れてほしいので、
これからピンクを活用した着物のコーディネートを
たくさんご紹介しようと思ったのでした♪


続きまして、30代〜40代向けの
コーディネート
です。
着物と帯は上のと同じで、帯揚と帯締を変えました。

じゃじゃんるんるん

IMG_20150517_122732_R.jpg

着物 : 藤紫色 蜀江紋(しょっこう)の織り柄の紬
 : 白×赤系 市松模様の織りの帯
帯揚 : 苺色(いちごいろ)×鳥の子色 紋綸子(もんりんず)
帯締 : 赤色(あかいろ)×白色(しろいろ)×鴇色(ときいろ) 
    丸組(まるぐみ)

10代後半〜20代の雰囲気とはイメージを少し変えて、
明るく快活な印象のコーディネートにしました。

IMG_20150517_122647_R.jpg

30代〜40代の女性といえば、
家庭人であっても仕事人であっても
責任ある立場を引き受けて、活発に動き回る世代です。

ですから、甘くてソフトな上のコーディネートとはまた違う
芯の強さや陽気な明るさを表現したいなあ、
でも、そんな中でもやっぱり女性らしさは大切にしたい…

などと考えながらコーディネートしました*^^*

こちらの帯揚は、委嘱式の時にも使いました。
落ち着いた中間色のツートンカラーで、
絞り染めの模様がほのぼのしていてキュート。
手持ちの着物や帯に合わせやすくて気に入っています。

そして帯締は「これぞ赤!」というストレートな純色です。
この画像では見えにくいですが、帯締めの一部には
白色と鴇色で四角い模様が編み出されています。

個人的には、紅絹のような鮮やかな赤が大好きですが
黄色がかった強い赤色は、帯揚や帯締としては、
出番がありそうでいて意外にも少ないのです(´・ω・`)
むしろこういう、イチゴのようにクリアな赤の方が
着物や帯に合わせやすく、出番が多いのです。

この帯締めの赤は、ほどよく濃いので
全体を引き締めてくれます。

かといって重い色ではないので
そこだけ妙に沈んでしまうようなこともありません。



さてさて、ついに真打登場であります\(^o^)/
50代以降の方向けの
コーディネート
はこちら!

IMG_20150517_001326_R.jpg

着物 : 藤紫色 蜀江紋(しょっこう)の織り柄の紬
 : 白×赤系 格子(こうし)の織りの帯
帯揚 : 赤紫色(あかむらさきいろ) 綸子(りんず)
帯締 : 石竹色(せきちくいろ) 平組(ひらぐみ)

上の二つのコーディネートとは帯を変えました。
50代以降の女性が、ご飯を食べに行くなら
それなりに格のある帯の方が素敵だと思ったからです^O^

IMG_20150517_001137_R.jpg

濃い目の赤紫の帯揚は、凛として堂々とした女性らしさや
知的さを引き立てるのにぴったりのアイテムだと思います^^

帯は、鳳凰や花などを織り出していて、
模様が光の加減で濃くも薄くも見えるものです。
ちなみにこの帯は、目上の人との会食の時に締めました^^

礼装用の帯のような華やかさは必要ないけれど
それなりにキチンとした感じを出したいときには
こういう、薄い色合いで上品な雰囲気の帯がオススメです。
特に白っぽい帯は、締めると顔が明るく見える上に
いろいろな色の着物と合わせやすいのも嬉しいところ。

そして帯締は、石竹色。ほんのりグレーがかったピンクです。
落ち着いた色ですが、やはりピンク系統ですから
そこはかとなくキュートな雰囲気が漂います^^

こういった組み合わせは、50代以上の成熟した女性が
身にまとうからこそ素敵なのであり、
たとえばまだ若い女性がこの組み合わせに挑戦しても
なんとなくバランスがとれない気がします。

それぞれの年代に合った可愛らしさや女性らしさを
着物や着つけ方を通して引き出せたら素晴らしいですね♪


さて、以上3パターンのコーディネートを見てきましたが、
最後に紬の着物色の選び方について
少しだけお話して終わりにします^▽^


まず、紬の着物と言いますと
特に、ナチュラルなモノや伝統的なモノがお好きな方は
藍の絣や草木染に惹かれる方も多いことと思います。
かくいう私がその一人であります\(^o^)/(笑)

しかし、パーソナルカラーが夏色の私達が
たとえば藍の絣を何の工夫もなしに着ると、ほぼ
「峠の茶屋のお運びさん」になります(断言)
もしくは「昔おばあちゃん家の棚にあった
古い
こけしの化身」でもいい(再度断言)

さらには、くすんだ暗い色をした通好みの着物とか
粋でいなせな縞の着物なんかを着た場合にも
「何それ?おばあちゃんに借りた着物?」
的な違和感がどうしても拭えません(汗&涙)

これぐらい顔立ちのはっきりした美人↓が着ると
藍の絣の着物なんかも、すごくかっこいいのですが…

※ネットでは有名な、昔の秋田美人の画像です

昔の秋田美人.jpg

同じものを着て、同じように似合うとは限りません。

好きなものが似合わないのは、
それはそれで残念なことです。だがしかし!
私達夏色の人にピッタリ似合うものが確実にあり、
そういうものを上手に活用していけたらよいのかな、
と今は思っています*^^*

たとえば、今回のコーディネートでは
藤紫色の紬をメインに取り上げましたが、
なぜこの着物を選んだのかについて
以下に理由を挙げておきます^^


【今回この着物を選んだ4つの理由】

1.紬は着付けやすく、着崩れもしにくいから

2.紬は絹ものの中でも比較的丈夫で
 汚れにも強く、そこそこ安心して着られるから


3.鼠(ねず)がかったほの明るい色
 パーソナルカラー:夏の人であれば
 年代を問わず着こなせるから

鮮やかな原色や黄味の強い色を選ぶと
 ソフトで優しい顔立ちが着物に負けて、
 肌の色がくすんで見えるので注意

 ※渋すぎる色や濃い色の着物を選ぶと、
 顔がやつれて老けて見えるので注意

4.古典柄の幾何学模様は
 季節を問わず着られる上に、

 モダンな雰囲気があるので現代の風景に合い
 さまざまなタイプの帯ともマッチしやすいから

であります♪なお、上で色の話をしたときに
「夏色の人は、ほんのりと明るい色なら何でも似合う」
と書きましたが、たとえば藤紫色以外なら…

・桃(もも)
・石竹(せきちく)
・水浅葱(みずあさぎ)
・勿忘草(わすれなぐさ)
・薄群青(うすぐんじょう)
・胡桃染(くるみぞめ)
・山葵(わさび)
・薄葡萄(うすぶどう)
・青竹(あおたけ)

のような色がオススメです。
※各色については「和色大辞典」を参考にしています


そして、これはどんな人にも言えることですが、

顔のそばに持ってきたときに
顔が明るく引き立って見えたり

肌がきれいに見える色こそが
自分に似合う色
です。

お友達やご家族などに一緒に見てもらいながら
自分に合う色を探して、お気に入りの一枚を
ぜひ見つけてください\(^o^)/


ではでは、最後にもう一度、すべての組み合わせを
概観してみましょう^^

【10代後半〜20代向けのコーディネート】

IMG_20150519_193313.jpg


【30代〜40代向けのコーディネート】

IMG_20150517_122647_R.jpg


【50代〜のコーディネート】

IMG_20150517_001137_R.jpg


次回のテーマは「音楽会に着ていく着物」です。
どうぞお楽しみに♪


posted by はなうた at 20:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 着物の話をいたしましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はなうたの着物ナデシコ講座を始めます

こんにちは^^いかがお過ごしでしょうか?

これまで「着物の話をいたしましょう」では、
主に、自分の着てきた着物について
お話をしてまいりました*^^*

それはそれでとても楽しく書いてきたのですが
先日ふと、思いつきまして…

「いろんな世代の人が参考にできるような
着物の記事も書いてみたい」


と考えるようになりました\(^o^)/題して

「はなうたの着物ナデシコ講座」♪

たとえばそれは、どんなものかといいますと…

「これから着物を着て出かけたい」
と考えている人が読んで役に立つ記事。

特別インパクトのある、凝った着物や帯でなくても
手に入りやすくて使い回しが利くものを揃えたら
それだけでも結構何とか着回せるのね!と思える、
着物ファンの方々の励み(?)になる記事。

そして「こうすれば、ずっと着続けられるわね」
と思えるようなコーディネートのご紹介。
具体的には一本の帯や一枚の帯を
数十年に渡って着続けるとした場合、
どんな組み合わせが考えられるのかを
世代別に見せていきます。
(世代は、10代後半〜20代/30代〜40代、
50代〜という3つのグループを検討中です)

それと、私自身はパーソナルカラーが夏ですので
これからご紹介するコーディネートは
「パーソナルカラー:夏」の人に合いそうなもの
というくくりで考えていきます^^
(春・秋・冬の人にまでは手が回らないので、
その方々は参考までに眺めてお楽しみください)

ちなみに10代後半〜20代のコーディネートは
私の大好きな浅田真央ちゃん
(真央ちゃんもパーソナルカラーが夏♪)を
イメージしようと思っていますし、
さらには30代〜40代、50代〜のコーディネートも
「私自身ももちろん、こういうものを着たいけれど、
真央ちゃんが着てもきっと似合うと思う(*´▽`*)」
と感じたものをご提案していきます。

第一回目は、近日中に公開予定です。
どうぞよろしくお願い申し上げますm( )m






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posted by はなうた at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物の話をいたしましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月06日

5月に着たい、春の袷とウールの着物

先日、ふと思うところあって
自分のパーソナルカラー※を調べ直しました。
(※肌や髪の色などから、似合う色を割り出すテスト)

ここ15年以上、自分に似合う色はずーっと
秋色(オータム)だと思っていたのですが、
実は秋色ではなく夏色(サマー)だったことが判明し
びっくりを通り越して落ち込んでしまいました_| ̄|○

道理で、洋服選びが楽しくなかったわけですよ…
そして、道理で似合う服が少なかったわけですよ…

自分に合う色が秋色ではないということに
もっと早く気付けばよかったのですが、
いかんせん、秋色の中にも
かろうじて似合う色がいくつか入っていたので(笑)
秋色のカラーパレットをずっと信じて
15年以上過ごしてしまいましたよ…(震)

まあ、それはそれとして、
気を通り直して心機一転☆\(ΘДΘ)/☆
自分に合う色を念頭に置いて、楽しみながら
着物をコーディネートしてみました!!

5月に着たい、袷の組み合わせです。

じゃじゃん♪

2015050616203600.jpg

どうでしょう?春っぽいでしょうか?
麗らかで心浮き立つ組み合わせにしました*^^*

着物は、銀鼠の地に白とオレンジで
蝶々を織り出した紬です(ちなみに固くて重い生地です)。

銀鼠といっても、少し青みがかっている上に
薄い色なので、爽やかな雰囲気です。
もうすぐ単衣を着始めるこの時期には
うってつけではないかな〜、と思いました^^

帯は、絞りの着物を解いて作ったであろう名古屋帯です。

以前の私なら、こういう可愛らしい着物に対しては
なんとなく罪悪感(笑)が湧いてしまって、
ついつい渋い帯を合わせていたところですが

「女性が可愛らしくするのはよいことだ(`・ω・´)ぴかぴか(新しい)

「過剰な若作りは見苦しいが、そうかといって
 地味につくればよい、というものではない。
 年相応の愛らしさや女性らしさを楽しむのは

 大切なことだ!自信を持ってやるべきだ!(`・ω・´)ぴかぴか(新しい)

と考えるようになり(相変わらず堅苦しい私の思考回路w)
桃色の絞りの帯を合わせたところ、ぴったりでした(^^)v

着物の中の蝶々の白い色と、
帯の絞りの中の、粒のように小さな白い色が響き合って、
春の軽やかなイメージにマッチしています。

そして鳥の子色の帯揚と、紅梅色の帯締で
素直に季節感を表現しました(*´▽`*)

可憐な印象の組み合わせではありますが、
シャッキリと固い質感の紬で、地色も落ち着いていて、
帯揚・帯締の挿し色もまろやかですので
30代〜50代なら、この組み合わせで全然OK!
だと思います♪

そして、もう1種類のコーディネートを。
こちらは、5月に着たいウールの組み合わせです。

以前の記事でも取り上げた絣柄のウールに
クリーム色地の縞の袷の帯を合わせてみました^^


2015050617290300.jpg

半幅帯なので、帯揚も帯締もなくて
ちょっと寂しい感じがしなくもありませんが、
お家の中で着て楽しむ分には
これぐらいすっきり&あっさりした感じでも
いいんじゃないかなあと思います。


posted by はなうた at 18:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 着物の話をいたしましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月27日

駐屯地モニターの委嘱式に着ていった着物

H27.4.29追記
コメント欄で教えていただいたのですが、
今回の着物の柄は「南天柄」でした。
ばっちり古典柄でしたm( )m
「南天=難を転じる」という意味を持つ
吉祥柄だそうで、まさに、
自衛隊の式典にはぴったりだったようです*^^*

先日の記事
の番外編であります。
駐屯地モニターの委嘱式に着ていった着物の話。

着物は、虫襖(むしあお)色の江戸小紋にしました。
「虫襖(むしあお)」という色はあまり聞きなれませんが
日本の伝統色で「玉虫の羽の色」という意味だそうです。
とりあえず、自分の手持ちの着物の中で一番
陸上自衛隊のイメージに近い色を選んで、
「国防に当たる方々への敬意」を表してみました^^

帯は亀甲柄の、箔をあしらった名古屋帯。
格やおめでたさを漂わせつつ質実剛健な雰囲気で、
こういった式の場にはふさわしいだろうと思い選びました。

帯揚は、着物と帯がやや重い感じになったので
軽さと華やかさがあるクリーム×ピンクのものを。
帯締は、さわやかな春らしさを加えたかったので
晴れた青空のようにクリアな水色にしました。

組み合わせると、こんな感じです。

2015042616001400.jpg

なんとなく制服っぽいような、ストイックな雰囲気です^^

こちらの画像↓では、着物の柄を拡大してみました。

IMG_20150426_155602.jpg

ご覧のとおり虫襖色は、深くて柔らかい青緑色で
肌の色に合いさえすれば、年代を問わず長く着られそうです。
落ち着いた中間色なので、いろいろな帯とも合わせやすく、
何かと重宝しております^^

なお江戸小紋には、御留柄のような
由緒正しい古い文様もたくさんありますが、
これはそういうタイプの文様ではないようです。
どうも、何かの植物の実と葉をあしらった文様のようで
江戸小紋の中では割とカジュアルなタイプかと思われます。

ちなみに、この江戸小紋は無紋です。
今回は式典も含んだイベントだったので
一つ紋の色無地の方がいいだろうかと迷ったのですが
紋入りの着物を着ていくほどガチガチに格式ばった場でも
ないような気がしたので、こちらの無紋の江戸小紋にしました。


そして、参考までに…^^
委嘱式で撮影した写真の一部をご紹介します。

IMG_20150425_230341.jpg

いかんせん、顔かくしの処理がちょっと個性的過ぎて
謎の秘密クラブみたいになってしまいましたが(笑)
いかがでしょうか?着物の人なりに
精一杯健闘(?)して、
自衛官の方々の中に
微妙に溶け込んでみました\(^o^)/


「えっ…?着物の人が、自衛官の方々に
あえて溶け込む必要はないのでは…?」


という全国の護国紳士&護国乙女のツッコミは
ア〜アア〜、キコエナイ〜〜〜〜♪
とりあえず自分としては、この組み合わせで
よかった…と思い、満足しております(^◇^)


余談ですが、私は、子供のころからどうしても
スーツという衣服を好きになれませんでした。

「スーツ着用必須!の仕事にだけは就きたくない」
と思い、なんとかスーツを免れつつ今日に至りますがw
「きちんとした格好」を求められる場面は
年齢を重ねるにつれ、どんどん増えてきます。

そんな風に追い詰められていく中で(汗)
着物があるということは、本当にありがたいのです。

その場に合った着物をきちんと着さえすれば
スーツの人の中にいても決して見劣りしませんし
失礼にも当たらないのですから、私のような者にとっては
ぴかぴか(新しい)朗報ぴかぴか(新しい)以外の何ものでもありません!

それに、なんといっても日本人ですので
体型とTPOに合った着付けさえできれば
必ず着物が似合うはずですし、
日本人は洋服より着物の方が
絶対に立派で、素敵に見えるはず!

とも思っております\(^o^)/♪


日本には、着物という素晴らしい衣服があるのに
着物を活用している人があまりにも少ないので
淋しいしもったいない(´・ω・`)…とつねづね思っています。
ですから自分は、人前に出る機会があれば
なるべく着物を着て行くようにしています。

私一人が張り切って着物を着たところで
いきなり世の中が変わるとは思いませんが、
それでも、着物を着ている私を見た人の中で
誰か一人でも「着物を着よう」と思うかもしれない。

誰か一人のきっかけになれたら御の字だ…

そう思って着物を選んで着ていますし、
こういう着物の記事も
そういう思いの延長線上で書いています^^


着物が好きで、楽しんで喜んで着ている
自分のような者がウロチョロ(笑)することで
「着物もなかなか楽しそうだなあ」
「自分も着物を着てみようかなあ」
と思ってくれる人が一人でも増えたら…と願っています。
そしていずれ、時代劇の世界だけではなく
この現代日本の風景の中で、老若男女が着物を着て
楽しげに行きかう様子を目にしたいと夢見ております。


ということで、これからも着物の話をいたしましょう(*´▽`*)ノ

posted by はなうた at 20:55| Comment(6) | TrackBack(0) | 着物の話をいたしましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月22日

着付けブートキャンプ@旭川のこと

今日は、着付けブートキャンプのことを
少しお話します^^

旭川では、着付けブートキャンプと称した
着物の着付けの練習を、
これまでに3回ほど開催してきましたひらめき

1回目は、浴衣と半幅帯の着付け。
2回目は着物と名古屋帯の締め方を途中まで。
3回目は着物の着付けの復習と
名古屋帯の締め方を全部、という構成で行ってきました。

そして、次回(4回目)の袋帯で一応終了する予定です。


東京などのアウェイに出向いてのブートキャンプだと
私はそうそう何度もアウェイには行けませんし、
皆様とご一緒できる時間が限られていることもあり
それはもう恐ろしい詰め込み教育を施すのですが…(笑)

わがホームである旭川では、
距離や時間に余裕がありますし
人数も多めなので、
必然的に開催回数も多くなっております^m^


さて、前回(3回目)のブートキャンプの頃はちょうど
個人的に、大忙しで疲弊していた時期でしたので

「ああ、着物より洋服の方がなにかと楽だよなあ。
今回はもう洋服で行っちゃおうかなぁ…(´・ω・`)」

と思っていたのです。

着物や帯の構造については、前回の2回目のときに
自ら着物を何度も脱ぎ着して(!)お伝えしていました。

なので3回目の今回は、
各自の着付けの様子を観察して
気づいたところをその都度口頭でお伝えすれば
よいといえばよいんだよねぇ…と考えていました。


だがしかし!そこで私の直感が

「いやいやいや。洋服より、着物を着て行った方が
いいでしょう(`・ω・´)=33」

と自信を持って断言しているので

「そう?そうか…じゃあ、まあ、着物で行くかぁ…」

と思って、着物を着ました。

そしてブートキャンプが始まって

「実は今日は洋服で来ようかと迷っていたのですが
結局着物を着て来ました〜」

とお伝えしたら、我らが火の玉ガールこと
あるもさんがこうおっしゃいました。

「着物を着てきてくださって、よかったです!
はなうたさんがどんな着物を着てくるのかって、
見せてもらうのも楽しみなんです。
着付けだけじゃなくて、組み合わせ方とかも
いろいろ勉強していきたいので♪(`・ω・´)」

なるほど…!うんうん、まあ、そうですよねぇ*^^*

身近な人が着物を着ていれば、

「どうしてそういう組み合わせにしたの?」
「これはなんていう着物の種類?」
「どこで買ったの?そして、お値段はおいくら?(笑)」

「こういう柄にも名前があるの?」

なんてなことを質問できて楽しいものです。

そして私も、ただ着付けの方法をお伝えするだけでなくて
着物という文化をまるごと好きになってほしいと
思っているわけですから、
実際に自分が着ているところをお目にかけた方が
よりダイレクトに、いろいろな情報を発信できるんですよね^^

「これこれこういう場に来るのだから、
こういう着物と帯が合うと思って選びました」とか
「ここの部分で、自分なりに季節感を表しました」などと
着物の面白さや思い入れを物語ることができます。

最初はちょっと億劫だったけれど、自分の直感を信用して
着物を着て来てよかった…(*´ω`*)と思い
着物の話に花を咲かせることができたのでした。

ちなみに、その日の着物はこんな感じでしたよ。

2015032221410800.jpg

テーマは「春のこけし」です(爆)

野性味あふれる青い絣の中に織り出された
赤い遠州椿(えんしゅうつばき)
イイ感じでこけしっぽいでしょう(と自分で言ってみるw)

椿の柄については、これまでは
あまり気にしたことがありませんでしたが
椿は「春を告げる聖なる木」と言われているらしく、
この時期には結構ぴったりだったようです。
よかった♪


「今日は、こけしを意識したコーディネートです(`・ω・´)ぴかぴか(新しい)
どうしても、この着物を着たかったのです。

ただ、この手の着物に赤系の帯を合わせると
あまりにも民芸調になってしまうというか、
もはや等身大のこけしになりそうで危ないのでw
帯は白系にして、モダンに、すっきりさせました」


と解説。旭川の隊員の方々は、そういう話を
ふむふむ(`・ω・´)と熱心に聞いてくださるので
私も自ずと気合が入るのです。そして、

「この赤い柄は、林檎の模様じゃないんですか?」

と聞かれたので

「これは、椿をデザイン化した伝統的な文様で、
遠州椿というんです〜^^
そうですね、林檎っぽくも見えますね」

とかいうお話もできました。


2015032221412400.jpg

近くで見ても、やっぱり林檎っぽいですね。


こういう林檎っぽい、こけしっぽい、
それでいてワイルドでもある個性的な着物と
すっきりした白地の格子の帯の組み合わせは
いかにも楽しげでよいのですが、
いかんせん色気が全く感じられないので(笑)
少しだけ艶っぽさを出すために赤紫の帯揚をしました。

帯締は、はなうた着物まつりの時にも使った若草色
こういう萌黄っぽい色は、春先の今、出番が多いです。

そのときどきの季節に合う色柄の帯や着物を
たくさん持っていれば、それに越したことはありませんが
お財布や住宅の事情がある一般人の私達は
そうたくさんの着物や帯を揃えることはできません。

だから私は、着物類を手に入れるときには

・自分の好みに合い、かつ、ある程度似合う着物
・自分の顔色を明るく見せてくれる帯
・刺し色として楽しい、ビビッドな帯揚
・春・夏・秋・冬の自然の色を思わせる帯締

を想定して選ぶようにしています。

組み合わせ次第で着回しやイメージが広がるのが
着物の醍醐味でもあります。
洋服も洋服で、可愛いですし面白いのですが
正直に言うと、着物ほどは萌えない
(いや、燃えない、といってもいいw)

「着物の組み合わせ」というテーマは
平安時代の源氏物語などでも語られていただけあって
日本人のDNAがつい反応して萌えてしまうんでしょうねー。

「春という季節感を、よりさりげなく、美しく表現したい!」とか
「こういう組み合わせの方が、洗練されていて素敵!」
なんてなことをアツく語り合ってしまうのも
改善欲求の強い日本人ならではだと思うのです。

こんな嬉しいおしゃべりができる仲間がいるって、
ありがたいことだなあ、とも思うのであります(*´▽`*)


posted by はなうた at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 着物の話をいたしましょう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする